夫の出張前日の夜:「3日間、どうやって乗り切ろう」
急に決まった3日間ワンオペ。前夜にミルク4缶・おむつ80枚・液体ミルク10本を備えて「起きられるうちに眠る」モードでスタートしました。
💬 みぃの体験:3日目に深夜のキッチンで泣いた
夫が東京出張に行った3日間、私は1人で双子の72時間を乗り切りました。2日目の夜中、ミルクを作りながら兄も弟も同時に泣き始めたとき、特に理由もなく自分が涙を流していて「これが限界か」と気づいた瞬間がありました。あの体験で学んだのは、「ワンオペは1日なら気合い、3日なら仕組みで」ということ。今は備えを整えて、次のワンオペにも怖がらずに済むようになりました。
「月曜から水曜まで東京出張になった」と夫から告げられたのが、双子が新生児を抜けた頃のことでした。
うちは授乳で夫婦交代制をとっていて、夜中は2時担当と5時担当に分かれていました。夫がいないと、2時も5時も私がやることになる。昼間の授乳・おむつ替え・沐浴も全部1人でやる。しかも双子は1人でも大変なのに2人いる。
夫が荷造りしながら「大丈夫?」と聞いてくれましたが、そのとき私は「大丈夫」と答えました。答えるしかなかったというか、「大丈夫じゃない」と言ったところで出張をキャンセルできるわけじゃないし、とにかくやるしかなかった。
前日の夜、ミルクを4缶・おむつを80枚ストックして、液体ミルクを10本冷蔵庫に並べて、双子2人を早めに寝かせて、私も22時に床についた。「起きられるうちに眠れ」というモードでした。
双子ワンオペの1日:リアルなタイムスケジュール
夜間授乳は2時と5時の2巡。就寝21:30で、まとまった睡眠は約4時間。「次の授乳まで何分?」を計算し続ける1日が3日続きました。
月曜日の実際のスケジュールを書きます。これが「新生児を抜けた頃の双子ワンオペの1日」です。
2:00 兄が泣く→ミルク(100ml)→寝かしつけ15分
2:30 弟も泣く→ミルク(100ml)→寝かしつけ10分
3:00 うとうとする
5:00 兄が泣く→ミルク→おむつ替え→寝かしつけ
5:40 弟も泣く→ミルク→おむつ替え→寝かしつけ
6:30 自分が起床。
哺乳瓶を洗う・授乳準備
7:00 朝の授乳(2人同時、授乳クッション使用)→おむつ替え2人分
7:30 自分の朝食(食パンをトースターに入れただけ)
8:00 双子の1人が再び泣く→抱っこしながら洗濯機を回す
8:30 2人ともバウンサーで少し落ち着く→哺乳瓶消毒・洗い物
9:00 双子2人をごろんと寝かせて、自分がシャワー(5分で終わらせる)
9:30 昼寝のタイミングに合わせて寝かしつけ
10:00 2人が寝た!→自分も横になる(「寝る」ではなく「横になる」が精一杯)
11:00 兄が起きる→弟も連鎖して起きる
11:30 授乳・おむつ
12:00 昼食(コンビニのパン。
電子レンジを使う時間も惜しい)
13:00 2人を抱っこ紐(2本使い)でスーパーへ
14:00 帰宅→ぐったり。
2人を床のマットに寝かせてソファで横になる
15:00 授乳・おむつ
16:00 沐浴(1人ずつ順番に、計40分かかる)
17:00 泣き声が止まらない「黄昏泣き」タイム。
抱っこでひたすら揺れる
18:30 2人がようやく落ち着く→自分の夕食(インスタントカレー)
19:00 夜の授乳(2人同時)→寝かしつけ開始
20:30 2人が寝た。
洗い物・翌日のミルク準備
21:30 就寝(2時の授乳まで約4時間しかない)
これを3日間繰り返しました。文字に起こすとまだマシに見えるんですが、実際は「次の授乳まで何分ある?」「おむつはいつ替えた?」を頭の中で常に計算しながら動いている、という状態が続きます。考える余裕もないのに考え続けないといけない感じ。
限界を感じた瞬間
2日目の深夜2時、同時泣き×ミルク作りで涙が止まらなくなりました。一番きつかったのは「深夜に頼れる相手がいない」閉塞感。
火曜日の夜中2時ごろ、兄のミルクを作っていたら弟も同時に泣き出しました。ミルクを作る片手に哺乳瓶を持ちながら「ちょっと待ってて」と言いながらキッチンに立っていたら、なんか急に涙が出てきた。
泣いているのは子どもたちで、私が泣く理由は特にない、でも涙が止まらなくなって。「これが限界ってやつか」と思いながら、泣きながら哺乳瓶を持ってリビングに戻りました。
あのとき、助けを求める相手がいなかったというのが正直きつかったです。深夜2時に実家や友人に電話するわけにもいかない。夫に電話しても出張先から何かしてもらえるわけじゃない。とにかく自分でやるしかない、という閉塞感がひどかったです。
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それでも乗り越えられた理由:「完璧をやめた」から
乗り切れた理由は「完璧をやめた」から。沐浴は1日おき・部屋は散らかってOK・食事はデリバリー——残った体力は全部子どもたちへ。
3日間を乗り切れたのは、途中から「完璧な育児をしようとするのをやめた」からだと思います。
具体的には「沐浴を1日おきにした」。低月齢の赤ちゃんが毎日お風呂に入らなくても死なない(笑)。毎日40分かけて2人を入れるのが無理なら、1日は拭くだけにした。
👉 ワンオペ沐浴の具体的な手順は 双子をワンオペでお風呂に入れる方法 に詳しく書いています。
「部屋が散らかっていてもいい」も大きかった。洗濯物が畳まれていなくても、おもちゃが転がっていても、今は関係ない。片付けに使う体力は全部授乳と寝かしつけに使う。
「食事はデリバリーと冷凍食品」に割り切った。Ubereatsを使うのが贅沢に感じる気持ちがあったんですが、このときは「自分が倒れるほうが損失大きい」と思ってためらわず使いました。
💬 みぃのホンネ
Ubereatsを開くたびに「贅沢かな」と思う気持ちは正直ありました。でも「自分が倒れるほうが損失が大きい」——そう割り切ってからは、ためらいが消えました。あれは贅沢じゃなくて、倒れないための保険だったと思います。
あと、双子育児グッズが揃っていたことも大きかった。ビョルンとエルゴの2本抱っこ紐があったからスーパーに行けた。
ミルクウォーマーがあったから夜中の授乳が少し楽だった。バウンサーがあったからシャワーに入れた。育児グッズへの投資は、ワンオペ育児の直接的な命綱になると実感した出来事でした。
双子育児グッズの全体的な準備については双子育児の必需品リスト完全版にまとめているので、これから出産を迎える方は参考にしてみてください。
夫が帰ってきたとき
帰宅した夫の顔を見て涙腺崩壊。話し合って「事前に実家ヘルプ」「すぐ帰れる出張のみ」「有給のバッファ確保」を取り決めました。
水曜日の夜、夫が出張から帰ってきたとき、私はソファで半分寝ていました。夫が「お疲れさま、大丈夫だった?」と言ったとき、今度は感情をコントロールできなくて、またわんわん泣いてしまいました。
夫は何もしていないのに「なんで帰ってきただけで泣くんだ?」って感じだったと思うんですが(笑)、それだけ3日間でたまったものがあったんだなと後から思いました。
そのあと夫と話し合って、「出張が重なるときは事前に実家にヘルプを頼む」「万が一のときにすぐ帰れる出張のみ受ける」「有給のバッファを確保する」という取り決めを作りました。
ワンオペは1日くらいなら何とかなるけど、複数日が続くと体力よりも精神的な消耗が限界になる、ということが体でよくわかりました。
双子ワンオペを続けるための仕組み化
次に備えて「常備ストック基準」「頼れる人リスト」「疲労度10段階共有」の3点を仕組み化。ワンオペは「乗り越える」より「慣れる」でした。
あの3日間のあと、「次もワンオペになったとき用の準備」を整えました。経験から学んだことをシステムに変えた感じです。
まず常備ストックの基準を決めた。ミルク3缶・おむつ80枚・液体ミルク10本が切れる前に補充する。これを当たり前にしておくと、急なワンオペになったときに「買いに行く」という選択肢が消えてその分楽になります。
次に「頼める人リスト」を作った。実家の母・義母・近くに住む双子ママ友・ファミリーサポートの担当者──名前と連絡先と「何を頼めるか」を書き出した。緊急時に「誰に連絡すれば…」と考える余裕はないので、リストが先にあると少し安心できます。
👉 自治体の産後ヘルパーを実際に使ってみた話は 双子の産後ヘルパー体験談 に書いています。
最後に夫婦のコミュニケーションを変えた。「大丈夫?」「大丈夫」という会話をやめて、「疲労度を10段階で報告する」ルールにしました。
7以上だったら夫はその日のできることを最優先で切り上げる、という約束。言語化が難しいしんどさを、数字で伝えられるようにしたことで、夫も動きやすくなった気がします。
ブログを始めた経緯や我が家の双子育児の全体像については最初の自己紹介記事にも書いているので、初めて読んでくださる方はそちらもどうぞ。
ワンオペは「乗り越えた」というより「慣れた」という感覚に近いです。最初の3日間のような感情の揺れは少しずつ落ち着いてきて、今は「ツール・リスト・夫婦の約束」という仕組みがあれば何とかなる、という実感がようやく持てるようになりました。